鋼帯巻きプロセス

鋼帯巻きプロセスは、工程を通して各層の巻きテンションを完全にコントロールする特別な機械で行います。鋼帯は高合金工具鋼か超硬のインナーリング(コア)の周りに巻かれていきます。この鋼帯の厚さは0.1mmですが、約2000MPaまで完全な弾性を保ち、伸張が始まるまで1%の応力に耐えることができます。つまり、この鋼帯材料は非常に強く弾性の高い鋼材料です。

この図は鋼帯巻きリングと通常のリングの違いをグラフで示したものです。ご覧のように鋼帯巻きシステムは半径方向に向けて各鋼帯層で応力が一定に分散していきます。これは鋼帯巻き技術のユニークな特徴です。

 

鋼帯材料 Strip200とStrip400

STRECONはStrip200とStrip400という二種類の鋼帯材料を使用しています。Strip200は通常巻き鋼帯部分の温度が200˚Cを超えないような場合、Strip400は巻き鋼帯部分の温度が200˚Cを超えるが400˚Cを超えないような場合に使用します。もしも巻き鋼帯部分が、規定されているよりも高い温度にさらされた場合、鋼帯が降伏し、そのまま新しい均衡点で落ち着くことも起こり得ますが、そのようなことが起こったかどうかは、鋼帯巻きリングが本来の強度を一部失うか、内径寸法が拡大することにより分かります。

 

数百、数千の巻き鋼帯層

鋼帯巻きによって作られる圧縮リングは、数百または数千の鋼帯の層によってできています。例えばø200 x ø80のサイズのSTRECONコンテナには通常1000層の鋼帯が巻かれています。各層で鋼帯の強度がリングの全体の強度に追加されていき、それによって通常の圧縮リングよりもはるかに強いリングが出来上がります。

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通常の圧縮リングと鋼帯巻き予圧縮リングにおける相当応力の比較


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鋼帯巻きプロセス

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