予圧縮金型システム

STRECONは自動車部品の冷間、温間、熱間鍛造、精密引き抜き加工、工業ダイヤモンド/CBN の高圧合成、大学や研究所での高圧実験、その他の高圧に関連する様々な用途向けに予圧縮金型システムを提供しています。その製品はSTRECONコンテナとして知られていますが、それぞれの用途に応じて様々な設計がなされサイズも様々です。

STRECONコンテナは鋼帯巻きテクノロジーの長所を生かして製造されています。製造には特別な高強度の鋼帯材料をコンテナの中心コアに巻きつけていきますが、この方法により通常の圧縮リングの約2倍の強度を出すことができます。STRECONコンテナは強度が高いため、長期に渡り寸法や性能が変わることなく、ダイやインナーコアの予圧縮を最適化することができます。STRECONコンテナは市場で最も強度が高く、また繰り返し再使用が可能です。

STRECONの目的はこの鋼帯巻き金型システムを、最高品質を保ちつつもより強固に、より価格を抑えたものにして世界中のお客様に提供することです。

STRECONコンテナは鋼帯巻き技術を基とした予圧縮金型システムで、以下のような技術的メリットがあります:


強度

STRECONコンテナは鋼帯材料が2000MPaまで完全な弾性を保つため、概して通常の圧縮リングの2倍の強度を持ちます。またこの鋼帯材料の弾性伸びレベルは通常の工具鋼材料の2倍となっています。鋼帯を巻くプロセスにおいて0.1mm厚さの鋼帯のバックテンションをコントロールして巻いていくため、負荷がかかった時に応力が半径方向に各鋼帯層に一定に分布する予圧縮システムが出来上がります。他のいかなるシステムもこのような強度を持つものはなく、予圧縮金型への荷重超過のリスクも小さくなります。つまりSTRECONコンテナは市場で最も強い予圧縮テクノロジーです。

再使用可能

STRECONコンテナは、非常に長期に渡り予圧縮能力が衰えることなく、繰り返し再使用することが可能です。(つまりコンテナの内径の塑性拡大が無いか、または非常に限られています)

信頼性       

鋼帯巻き技術によって高い強度を持つため、繰り返しダイインサートを交換し続けても、締め代は最初の設計値のまま変わらず使用できる。

最適

鍛造ダイを最適に予圧縮するためには通常の圧縮リングで得られるよりも高いレベルの予圧縮が要求されることがしばしばあります。STRECONコンテナでならば高いレベルを維持したまま繰り返し使用できますし、必要ならば1%の締め代というような極端なレベルも可能です。

柔軟性

鋼帯巻きコンテナの強度により様々な形状やサイズのダイインサートに、同じコンテナを柔軟に使い回すことができます。

剛性

鋼帯材料と巻き付けプロセスにより、STRECONコンテナの内リング(巻き付けコア)に超硬を使用することが可能です。そのように設計されたコンテナのヤング率は375 – 400GPaとなり、スティールのダイインサートの物理的たわみを30%削減することができます。

費用対効果

鋼帯巻き技術がもたらす長所のおかげで、STRECON 金型システムの採用が非常に高い費用対効果をもたらす可能性があります。このシステムは概して25 – 40%の全体的コストの削減に貢献しています。

Princip structure
STRECON鋼帯巻きコンテナの本体構造


Loadbility of tool system.png
金型システムが耐え得る負荷